漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
夏にご来店されたのですが、スーツのズボンの下にもう一枚ズボンをはいて「寒くて寒くてしょうがない。」と言って、ご来店されました。
パッと肌を見て、「これは相当ステロイド軟膏を使用しているな。」と推測し、聞いてみると・・・
「数十年ステロイドを使ったり休んだりの繰り返し。効果がないので、今は10日ほど前からやめている。」とのこと。
自己判断でステロイド軟膏をやめてしまったため、肌は全身紅皮症(こうひしょう:炎症が強く、赤く腫れる)の状態でした。
また、体温調節に異常が出るのもステロイド軟膏を長期使用されているお客様の特徴で、「寒い寒い」と言って、ご来店されるお客様は非常に多いです。
長期にわたりステロイド軟膏の使用があるため、症状改善には時間がかかることがある旨説明し、スキンケアと漢方薬の服用で対応しました。
予想通り少し時間はかかりましたが、症状が改善、また、早いうちに体温調節もできるようになり、喜んでいただけました。
*アトピー性皮膚炎の痒みによる皮膚刺激(ステロイド軟膏長期使用を伴う)による色素沈着は年齢が高くなるほど改善しにくくなります。
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